大槍2007年7月初中旬/パスタを美味しくゆでる方法

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7月初めに小屋あけしても槍ヶ岳という立地上まだまだ残雪も多く、かといって山スキーなどをできるような雪質でも積雪量でもないので小屋はしばらく暇だ。その間は小屋周りのメンテナンスや布団を繕ったりといった作業をして過ごす。

この時期はとても静かだ。ホールの窓からはこんな美しい風景が望め、最高に幸せだ。

ヒュッテ大槍から前穂

写真でも美しいが、本物は何百倍も素晴らしい。ちっぽけな悩みなんて何処かに吹き飛んでしまう。「岳」の三歩さんのように「みんな山においでよ」と思う。
2007年は僕含め新人アルバイトがスタッフ5人中3人だったので、たまにお客さんが来ると要領がつかめず大騒ぎ。
とはいえこの時期はお客さんとゆっくりお話ができ、楽しい時期でもある。真夏はもう、仕事に終われそれどころではないのだ。どちらもまた山小屋の風景。

そうやって7月中旬くらいまで過ごしてゆく。
#---------------------おまけ--------------------------#
僕は米炊き担当。標高2900M、気圧約720hPaだと普通の炊飯器ではまともに炊けない。気圧に伴い沸点が低くなるため圧力釜を使って炊くのだ。

客数が少ないうちは一升炊きの、家庭サイズのものだが大体10名を超えると4升炊きの巨大圧力鍋の出番となる。重りのかけかたや火加減調整のタイミングなどは経験と勘で行う。炊き上げるのは食事だしの直前なのでいざフタをあけたときに失敗していたらと思うと、、、、毎日やっていても怖い作業だ。

圧力鍋を使って美味しくパスタをゆでる方法を紹介しておこう。
水を鍋の半分以下ほど入れフタをあけたまま沸騰させ、パスタを投入。多少無理矢理でも押し込み、フタを閉じ圧力をかける。圧力がかかり切って重りが回りだしたら圧力を維持できる程度に火を弱める。パスタの包装に書いてある通りの時間経過したら火から外し、鍋に冷水をかけるなどし一気に圧力を抜く(重りもはずすがお湯が噴出するので注意)。

パスタをほぐし、完成である。不思議なことに圧力鍋でゆでるとしばらくおいておいてもモチモチし美味しく食べられる。下界でもおすすめだ。知人は長期の山行に小型圧力鍋を持ってゆく。ご飯もパスタもこれでOK!

Akira

北海道出身、旅と写真と山とダンス好き。
クラニオセイクラルやタイマッサージなどのセラピストとして活動しつつ、ウェブ制作も手掛ける。
旅ネタの多い、気まぐれブログ。
詳細プロフィール

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