燕岳→槍(2007年6月下旬)

働くまで山小屋に泊まったことはなかったので、その生活はカルチャーショックの連続だったと言える。しかし大型の山小屋ということもあり、それほど我慢生活を強いられるということはないような気もする。電気、ガスもあり食料も十分にある。
ただ最初のころ厳しかったのはお風呂であろうか。
稜線の山小屋故、池などがあるわけではない。夏場は少し下った沢からポンプアップして水を供給するが6月下旬はまだ小屋自体も雪に埋もれている時期。なので冬場はもちろん、この時期でも雪を溶かして水を作るという作業が必須になる訳だ。
大きな釜で雪を溶かしてゆくが意外に手間がかかり、それを風呂に優先的にまわすわけにはいかない。僕が登ったときはほかのスタッフたちは1週間風呂に入れずにいたそうだ。
(2007年の年末年始に僕は3週間風呂に入れなかったが)
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燕山荘ヘリポートにて(ヨガのポーズ)ヘッドスタンド
燕岳に登って数日後、槍ヶ岳への異動が決まる。燕岳は最盛期30人ものスタッフが働くモンスター級の小屋だが、異動先のヒュッテ大槍はスタッフ数名でまわす小さな小屋だ。山小屋というイメージにぴったりであろう。
僕は元々人が多すぎたり、騒がしすぎるところが苦手なのですんなりOKし、決定。槍ヶ岳はまだ雪山。冬山装備を持っていない僕はヘリコプターで移動することになった。


北アルプスの山小屋でよく使われる東邦航空の通称「ラマ」
初めてのヘリ。歩くと何時間もかかる道のりをわずか数分で運ばれる。ガスの切れ間をぬって飛び、たどり着いた。
この夏を過ごす槍ヶ岳だ。

Akira

北海道出身、旅と写真と山とダンス好き。
クラニオセイクラルやタイマッサージなどのセラピストとして活動しつつ、ウェブ制作も手掛ける。
旅ネタの多い、気まぐれブログ。
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