ウチの裏山のお四国

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 うちの裏山には遍路道がある。
豪雪で知られる北海道虻田郡倶知安町は近年スキーリゾート地「NISEKO」として世界中から観光客が集まる。元々は人口は15000人程度のスキーで少し有名な田舎町に過ぎなかった。1990年代後半以降、日本人のスキー人口は減り続け、このまま寂れてゆくと思われていた。
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 あるときから外国人スキーヤーたちにその雪質と雄大な景色が注目されはじめた。当初はオーストラリア人、その後中国や東南アジアの観光客と資本が入り始め、現在では欧州からも沢山の人が訪れている。

 どこにでもあるペンション街に過ぎなかったスキー場付近には高級コンドミニアムが立ち並び、冬の町中は日本人を見つけることが困難なほどになる。
12番札所
 スキー場から車で15分。市街地の駅裏に小さな丘 旭ヶ丘がある。
キャンプ場やグラウンド、公園などが整備され、静かでいいところだ。ここの散策路が遍路道になっている。

開拓時代、本州の各地からたくさんの人々が移住してきた。北陸、関東、関西、そして四国。
13番札所
 四国出身の人々が、故郷のことを思い、旭ヶ丘の小さな丘に沢山の地蔵をおいた。あたかもお遍路の札所のように番号がふられて。88体 現存しているのかはわからない。町中には「琴平」という四国に由来する地名も残っている。

簡単な言葉で語り尽くせない開拓の苦労は、そんな小さなことからもかいま見える。

■倶知安町HP
http://www.town.kutchan.hokkaido.jp/

Akira

北海道出身、旅と写真と山とダンス好き。
クラニオセイクラルやタイマッサージなどのセラピストとして活動しつつ、ウェブ制作も手掛ける。
旅ネタの多い、気まぐれブログ。
詳細プロフィール

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