アジアは何処にあるのか? – バンコクカオサンロードにて

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ガッカリした、というのが第一印象だった。

バックパッカーの聖地と言われてきたタイ・バンコクのカオサンロードに泊まっている。かつては世界中からの貧乏バックパッカーが安宿を求めてここを訪れた。

健全なカオサンロード

沢木耕太郎「深夜特急」は著者が20代の頃に東南アジアからはじまり、インドからヨーロッパまで乗合バスで移動する、旅人の憧れの作品だ。
kaosan
「深夜特急」のイメージだとカオサンは貧乏なヒッピーや旅人たちがたむろし、ドラッグやそこらで売られていて、ろくに掃除もされていない掃き溜めのような安い宿ばかりが並んでいる、そんなものだった。

しかし現在のカオサンは外国人観光客向けの健全な店とそこそこ綺麗な宿が選べるようになっていて、かつて名物と言われた胡散臭いドミトリー宿は営業を終えていた。

バスの車窓から

カオサン
たしかにぼくも含めて世界中からの旅人が歩いているけれど、ほとんどは胡散臭さとはほど遠い健全な旅行者だ。

建物を見ればもちろん先進国とは比べ物にならない古いものが多いけれど、それすらも西洋人向けの「アジアっぽいテーマパーク」のように感じる。

そこには油断をすればひったくりにあう怖さも、旅人がここに沈没してゆくような危うさは微塵も感じられない。

Akira

北海道出身、旅と写真と山とダンス好き。
クラニオセイクラルやタイマッサージなどのセラピストとして活動しつつ、ウェブ制作も手掛ける。
旅ネタの多い、気まぐれブログ。
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