マレーシア不動産投資バブルをみる

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マレーシアは海外不動産投資先として昔から第一候補にあがる国だ。
日本からも定年者へのビザ発給も増えていて、高級コンドミニアム建設は花盛りだ。

コンドミニアムが林立する

今回訪れたマレーシア第二の都市ジョホールバル。
アジアのハブ空港として人気の高いシンガポール・チャンギ空港から車で30分ほどで入国できる。

建設中コンドミニアムJB

ここでは今も外国人富裕層向けのコンドミニアム建設が続いている。
セールスポイントとして
・アクセスの良さ
・物価が安い
・政情は安定
・自然災害が少ない
・50年前までは英国に統治されていたので英語が通じやすい
・一年を通して気温の変化が小さい
などがあげられる。

コンドミニアムにはショッピングモールが併設されることも多く、車の運転ができずとも可能な限り敷地内でことが足りるように配慮されている。

不動産価格バブル

海外からのマネーゲームとしての投資は短期間で不動産価格を押し上げ、バブルの様相だ。結果としてマレーシア国民が高騰する不動産の入手が難しくなってきた。

2014年1月。
マレーシア政府は投資目的の不動産購入を抑制するために、外国人による最低購入金額を50万リンギット(約1500万円)から100万リンギット(約3000万円)に引き上げた。
http://migratemalaysia.com/2014-latest-changes-in-purchasing-malaysia-property-by-foreigners/

これは既に購入されている物件にも適用されるので、投資目的で購入された物件の転売も難しくなった。

増えるゴーストタウン

問題は不動産価格の高騰だけにおさまらない。
マネーゲームで購入された物件には人が住まない。しかしマレーシアのコンドミニアムは建築前に販売し、資金を集め、建築する。

結果として実需要を伴わない開発が行われ、ジョホールバルや首都クアラ・ルンプールでも入居率が低く、新築のゴーストタウンとなっている建物が多くみられる。

マレーシアの六本木ヒルズともいえる好立地の物件でさえ入居率は50%を切っている。
http://globiz.ti-da.net/e4644982.html

粗末なつくりのコンドミニアム

コンドミニアムの建設現場で衝撃をうけるのはあまりにもお粗末な構造だ。

レンガ壁

地震などの自然災害がないとはいえ、柱と壁が薄手の鉄筋コンクリート、そこにレンガを積んで壁を作ってゆく。この作りは2階建てでも20階を超える建物でも変わらないようだ。

建築の専門知識はないがレンガ造りの建物がはたして何十年持つのか。30年もすれば恐らくボロボロに腐食し倒壊が起きるだろうと素人目にも想像ができる。

マレーシアのバブル

マレーシアの人口は約2800万人。
予想では2090年までに6000万人まで増加すると見られている。

不動産需要もそれに伴い増加してゆくと見られているが、飽和している高級コンドミニアムに一般のマレーシア人の所得で住むことは出来ない。

10年後、20年後、はたしてこの国の景色がどうなっているのか。

追記:2015/03/22

レンガはコンクリートよりも強度が高い、という記事を見つけました。
マレーシアのレンガが実際そうなのかはわかりませんが・・・
http://www.claybricks.com/japan/basic-of-brick.html

Akira

北海道出身、旅と写真と山とダンス好き。
クラニオセイクラルやタイマッサージなどのセラピストとして活動しつつ、ウェブ制作も手掛ける。
旅ネタの多い、気まぐれブログ。
詳細プロフィール

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