ミソサザイが旅立った 焼岳の野鳥たち

広告

北アルプス焼岳の苔むす森
北アルプス焼岳に住んでいたミソサザイが旅立った。

長野県と岐阜県の境にそびえる飛騨山脈(通称北アルプス)南端の焼岳(2455m)は昭和40年頃の噴火で辺り一体が焼けた。
現在上高地側からの長いハシゴを登ると笹原が広がっている辺りがそれだ。
(※笹は豪雪地において乾いた土地に最初に根をはり土を固定してくれる)

現在は木々が育ち、飛び散った噴石には苔がむし焼岳小屋は若い森に囲まれている。

野鳥の中でも春先の鳴き声(さえずり・求愛のための声)が美しいミソサザイが焼岳小屋(標高2090m)の真ん前に住んでいた。

春の焼岳は見ていないのだけれどおそらく6月頃にはあのミソサザイのさえずりが賑やかに響くのだろう。


沢沿いの苔むしたところに営巣するのが好きなのだけれど焼岳程度の高山にも住むようだ。

苔はあるけど水はさほど多くない環境である。はて?と観察していると山小屋の水タンクから漏れだす水を利用しているようだ。

また小屋前は水溜まりができやすいのでそのへんも関係しているらしい。

ミソサザイだけでなく、大きなカエルも小屋前の岩に住んでいたので人間からは見えないところにも水があるのだろう。

10月下旬から冷え込みが進み、その水溜まりも凍りつくことが多くなってきた。

10月23日頃にはそこらへんを飛び回り、遊んでいたミソサザイも10月末になり姿を消した。

虫も姿を消してしまったし、標高の低いところに引っ越したようだ。

焼岳の山小屋も営業を終えた。僕も明日で町に降りる。

Akira

北海道出身、旅と写真と山とダンス好き。
クラニオセイクラルやタイマッサージなどのセラピストとして活動しつつ、ウェブ制作も手掛ける。
旅ネタの多い、気まぐれブログ。
詳細プロフィール

この記事は公開から1年以上経過しています。
情報が古くなっている可能性がありますのでご注意下さい

シェアする

フォローする