香港ネイザンロードの安宿ビルにて

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様々な人種の男女がエレベーターに列をなしていた。
2基のエレベーターの前には守衛らしき男が座っているが何をチェックするでもなく知り合いに会うと話をしている。

はじめて訪れる香港で宿を事前に決めずにきた。
エレベーターホールの壁に掲示してあるプレートを眺めると、ほとんどのフロアにゲストハウスの名前がさまざまに記載されている。

at Nathan road, Hongkong

at Nathan road, Hongkong.
Canon powershot G15
1/80sec/f5.6/ISO800

どうやらここなら宿が見つかりそうだ、と離れたところから見ていると50代の女性が
「ゲストハウスを捜しているのか?私の宿を見せてあげる。ついてきなさい」
と腕をひく。

豪快だけれどどことなくチャーミングな雰囲気を持つ女性がおもしろく、まずは部屋をみるだけ、とうなづく。

香港の繁華街 ネイザンロードはイギリス統治時代から旅人の集まる場所だった。
銀座のように高級ブランド店が表通りの軒を連ねる一方で、そのビルの上層階には竹で足場を組んだ元々のビルの古さが見て取れた。

miranda mansionguesthouse
DSC 0317

10階のドアが開くと白い壁と床が続く。フロアの全体図どころか回数表示すらどこにあるかわからない作りだが面白い。
200香港ドルの部屋は窓もなく、面積は一坪ほど。2つの小さなベッドがあり、簡単な枕と掛け布団が丸めておいてある。

山小屋で働き過ぎたのだろうか、わりときれい、が第一印象だった。
半畳分もないトイレとシャワーが一緒になったバスルームもあるし悪くない。

200香港ドルは3000円ほどの換算になる。
日本のゲストハウスだとドミトリーで3000円前後ということを考えるとボッている印象はない。

hongkong night

「どうするの?泊まるの?たった200ドルよ、中国に戻る前に比べると物価が☆※■△・・」
あまり聞き取れなかったけれどなんだか面白そうだなと感じたぼくは
「OK、泊まるよ」
と。

しかし宿泊費200ドルのほかに必要な鍵のデポジット100ドルの現金がない。
財布の中身を見せると「20ドル札があるじゃない。それでいいわ!!」
と決まる。

もたもた両替に出られて、他の宿に客をとられたら元も子もない。
まして相手は呑気でお人好しの日本人なのだ。

Akira

北海道出身、旅と写真と山とダンス好き。
クラニオセイクラルやタイマッサージなどのセラピストとして活動しつつ、ウェブ制作も手掛ける。
旅ネタの多い、気まぐれブログ。
詳細プロフィール

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