ゼロからのゲストハウス再建物語

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「わたしは洪水ですべてを失って、命だけはなんとか助けられたの」
ゲストハウスの女性オーナー ダーリンは熱い思いを込めて言う。

タイ北部メーホンソン県の山間の観光地パーイ。この町は常夏の国タイの避暑地として外国人のみならずタイ人も観光に訪れる。
2007年に起きた洪水はダーリンがピン川沿いで経営していたゲストハウスのコテージをすべて流し去った。犠牲者も少なくなく、彼女も川に流されかけたところで運良く助けられたという。

救助したのはコテージに宿泊していた元アメリカ海軍ピーター。その後彼は彼女のゲストハウスを再建するために1年以上も滞在し、助けたのだという。

darling view point

財産全てを失った彼女には再建する資金もなく、それもその男性がお金を出したそうだ。

その後1年半、ダーリンと元軍人ピーター、そして日本人男性ケンさんはテント暮らしをしながらなんとか一つ、また一つとコテージを建てていった。

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それから8年たち、現在では50名以上も宿泊できる、ゲストハウスとしては大規模なコテージを女性オーナーとスタッフもう一人で切り盛りしている。

感情豊かな人で洪水当時の話をしたり、長期間滞在した宿泊客が旅立つときなどいちいち涙する。

もう60歳も過ぎたと思える彼女は今も毎日元気に働き、観光について尋ねると嫌な顔せず一人ひとり丁寧に案内してくれる。

そして別れ際に一人一人に幸運が訪れるようにとミサンガを手首にまいてくれるのだった。

Darling View point guesthouse, Pai,Thailand.

Akira

北海道出身、旅と写真と山とダンス好き。
クラニオセイクラルやタイマッサージなどのセラピストとして活動しつつ、ウェブ制作も手掛ける。
旅ネタの多い、気まぐれブログ。
詳細プロフィール

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