南の島のドラクエ宿屋暮らし

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「猛毒の蛇とサソリが出るから気をつけてね」
これが最初にもらったアドバイスだった。居候させてもらう友人の家はジョグロと呼ばれるインドネシアの古民家。
離れたところから眺めるとドラクエの宿やみたいな雰囲気だ。

観光客からボッタクるのは普通のこと

南半球に来たのは初めてのことだ。
ネットで事前にあれこれ調べすぎていた。空港の入国審査で賄賂を求められたり、怖いタクシーの客引きにあったり、両替商でお金をごまかされたり、などというエピソードに気を引き締めすぎていたがそこまで危険なこともなく、今のところぼったくられたと思われる金額は恐らく1000円以内だ。

rice terrace
レンタルバイクを翌日借りようとゲストハウスのスタッフに料金を尋ねたところ
「一日500円です」
と。翌朝違うスタッフに尋ねると「一日600円です」になり、実際にバイク業者が来て計算をする段になると
「一日700円ですねー」
とシレッと言いだす始末。

事前に予約しておらず、朝になっていきなり頼んだ後ろめたさはあったがさすがに高いのでディスカウントを求めたところ600円になった。
インドネシアでは定価という概念がないそうなので言ってみるもんである。それでも相場からすると高いのだが。

ぼくの実家がある北海道ニセコは冬になると外国人観光客が大挙して訪れる。
その多くはお金持ちなのだけど、それでも定価販売をしているコンビニなどを見るともっと利益を載せてしまえばいいのに、と思うことがしばしば。

しかし先日素敵な景色が目の前に広がるコンビニで、水が通常の3倍の価格で売られているのをみて舌打ちをしてしまった。人間とは勝手なものである。

インドネシアの島々

赤道を少し南に超えた南緯8度。インドネシアの島の一つに滞在している。
インドネシアは約12000ほどの島からなるイスラム教国家で、第二次大戦での敗戦までは日本が占領していた。
国民の90%がイスラム教徒なのだが現在滞在中のバリ島の場合は土着の信仰とヒンズー教や一部仏教が混ざり合ったバリ・ヒンドゥー教が島民の大半を占めている。

クタ・テンプル

主な言語はインドネシア語だが、これは11月に滞在していたマレーシアの言語と親戚のような関係になる。
日本語で言うなら関西弁と博多弁くらいの違いらしい。

人口は約2億人。
褐色の肌をもつ人種が多く、子どもたちはクリクリした目や表情がとても愛らしい。
日本からのアクセスはクアラ・ルンプール経由のエアアジアやシンガポール経由のジェットスターなどLCCがやはり安い。

バリ・チャングービーチ

平均月収は日本円換算で2〜3万円ほどと日本との経済格差は大きい。
例えば町中でマッサージ屋さんに入ると1時間800円ほど、高級店でも1400円くらいで受けることができる。
ただ外国人が多く訪れるような小奇麗なカフェに入るとコーヒー一杯300円などかなり高くなる。

ボラれることも時にあるのだが、たとえば日本で販売されている衣料品は東南アジアで作られることが多く、安い賃金で現地人を使っているのだからある意味日本人は搾取しているとも言えるかもしれない(そういった企業の現地給与水準は知らないが)。

南の島の古民家ジョグロ

ジョグロはインドネシアの首都があるジャワ島に残る伝統的な建築だ。今では貴重なチーク材を使用し建てられている。
古民家に住みたい外国人や外国人観光客向けの宿としてニーズがあり、元々ジャワ島にあったものを解体輸送し、バリ島など観光地で再建される。

友人のジョグロもジャワ島からやってきたものの一つだ。
庭にはパパイヤの木が自生し(南国では種をまけば勝手に生えてくる雑草レベルの果物)近所を散歩するとバナナの木もそこここにある南国。

赤道直下のこの島の主食はお米。年中安定して高温のため、二期作三期作が当然で収穫間近の田んぼの横に田植えしたばかりの田んぼが並んでいる日本では見られない不思議な風景だ。

Akira

北海道出身、旅と写真と山とダンス好き。
クラニオセイクラルやタイマッサージなどのセラピストとして活動しつつ、ウェブ制作も手掛ける。
旅ネタの多い、気まぐれブログ。
詳細プロフィール

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