バンコクのマッサージ屋で襲われそうになった話(いわゆるスペシャル)

バンコクのマッサージ屋は安い。だいたい1時間で200〜300バーツ(700〜1000円)が相場だ(2015年1月時点)。
体調の悪かった私は買い物のついでにマッサージ屋に入ることにした。

本場バンコクのタイマッサージはとてもヘタだった

地下鉄の駅前、向いにはオープンしたばかりの豪華な駅ビルもある繁華街。

店は二階にあるようで通りに面した入り口には暇そうな女性セラピストたちがたむろして呼び込みをしている。

メニューは
「タイマッサージやオイルマッサージ、ハーブボールマッサージ、フットマッサージ」
など、タイなら何処にでもあるもの

二階に上がってみるとマッサージスペースはカーテンで仕切られるだけの場所。普通の雑居ビルなのでアジアンな雰囲気はない。

渡されたTシャツとタイパンツに着替えると女性セラピストが入ってきた。

そう、入ってきた、股下がとても短いホットパンツで。

(心の声)
あ・・・これは・・・(察した)」

噂には聴いたことのあるマッサージ屋のふりをした野良風俗、いわゆる「スペシャル」というメニューのようだ。

最初は普通にマッサージをしてきたけれど、ものすごくヘタ。
背中を適当に踏んできたり、怪我をしそうな勢い。

予想通り、マッサージの合間にあっちこっちを触ってきて誘ってくる。

「2000バーツでいいよ(注:7000円ほど)」
「ワタシコドモフタリイルノ。オカネチョウダイ。ワタシカワイソウ」
と言い始める。知らん。

追記(2016/07/30):
この記事やたらと読まれているのでお店の場所も書いときます。BTS asok(アソック)駅から階段を降りた目の前。巨大ショッピングモールターミナル21の道路を挟んだ向かい側です。ただしストリートビューを見たところ記憶にあるお店の呼び込みは写っていません。移転したのか、潰れたのか。いずれにせよ、この界隈はそっち系が多いので呼び込みしているところに行けば当たるようです。なおターミナル21も面白いので行ってみてねー。
asokmap

私はその数日前に食中毒になり、思い切り病み上がりである。
へろへろだからこそマッサージに来たのに、またへろへろになるようなことをしては死ぬ。

「お金持ち合わせがないから」
と断っても
「じゃあ1000バーツで・・・700バーツで・・・・とりあえず持ち合わせのお金をおいていって、ホテルに戻ってからお金を持ってきてくれてもいいよ」
とだんだん値下がりしてゆく。

「やれやれだぜ」(ジョジョ風)

タイマッサージは飽和しまくっている

タイでは刑務所に収監された女性たちが、出所後に独立するためにタイマッサージの技術を学ぶというシステムもある。

ただ既にタイ国内ではマッサージ店は飽和しまくっていて、まともなマッサージ店は外国人富裕層をターゲットにした施設と、知名度がありスクールを併設しているところだけが生き残っている、そんな印象である。

適当な雑居ビルで営業しているありきたりの店では競争力もなく、差別化もできない。

そこで風俗以外に差別化する方法が思いつかないのがタイ人の残念なところ。しかしまっとうにマッサージ師として働いても収入は少なく、そうするしか食べてはゆけないようだ。

2年ほど前バンコクの大学生と話す機会があった。
彼らは日本語なり、英語なりを学んでいて、海外旅行経験も多数あった。

おそらく親はかなり上流階級。彼らはタイマッサージは受けたこともなく、興味もなさそうだった。首都バンコクでのタイマッサージの位置づけは、なんとなく想像がついた。

日本人を含めた外国人観光客がタイの風俗目当てで訪れていることもまぎれもない事実だ。

いわゆる道徳的にはどちらも褒められたものではないのだが、それが途上国のそういう階層の人の暮らしを、とりあえずは支えてしまっていることもまた事実のようだ。

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