2015年4月8日にオープンしたばかりの成田空港第3ターミナルで寝た。
その見どころとポイント。
- 【前編】ミニマルデザイン
- 【前編】寝床はいっぱいある
- 【前編】食事処とコンビニもある
- 【前編】灯りは消えなさそう
- 【後編】一番の見どころ!ナリタニストロード
- 【後編】オススメ寝床は北ウェイティングエリア
- 【後編】課題は色々あるようだ
今回は気合の前後編構成!
結論を最初に書くが、オススメの寝る場所は第二ターミナル北ウェイティングエリアである
ミニマルデザイン
低コストとわかりやすさを目指した第3は国籍にかかわらずわかりやすいピクトグラムが多用されている。
鬱陶しい文字だらけの看板はなく、どこもかしこもデザインが美しい。天井のむき出しの配管も作品のように見える。
成田空港第3ターミナルのクリエイティブデザインはクリエイティブラボPARTYの伊藤直樹さんによるもの。
インタビュー「成田空港第3ターミナルに陸上トラックが現れた理由は? 」-マイナビニュース
私的に「お!」と思ったのはトイレのオレンジと白の配色。
デザイン全体に言えることだが、シンプルでわかりやすく、色盲だったり視力にハンディキャップがある人にもやさしい。もちろん年配の人にも。
寝床はいっぱいある
LCCに乗る貧乏人ども節約志向の旅行者にやさしく、第3ターミナルは空港野宿を意識した作りになっている。
到着後、預け荷物を引き取り階段を登るといきなりフードコートがある。450席の広々、清潔な作りは広い世代に受け入れられるシンプル・モダンなデザインだ。
食事コーナーの周囲にはフラットなソファーが多く用意されていて21時を過ぎるとそこに寝転がっている若い人が多く見られる。
きちんと数えてはいないがソファー1つあたり4名寝たとして50人ほどは寝られる。それに加えてフードコートのチェアを並べればそれをベッドにできないこともない(やっている人はいた)。
第3ターミナルの特徴でもある通路部分は陸上競技にも使われる弾力性のあるものなのでここに直寝でもわりと快適だろう(邪魔なので怒られるだろうけど)
なお警察や職員の方がこまめに歩いているので安全度は高い。
食事処とコンビニもある
フードコートには関西の「ぼでじゅう」や「うどん屋」、「Sushi Stand」、オシャレなカフェなどがそろっている。
しかし!各店舗ラストオーダーは21:00である。
レ・ミゼラブル、ああ無情。
しかし歩いてすぐのところに24時間営業のローソンがある。
街なかと価格設定は変わらなそうなので貧乏人節約志向の旅行者も安心だ。
トイレも寝床ソファーにあり、またセブン銀行のATM、外貨両替、バスチケットや鉄道のチケットやおみやげもきちんとそろっている。
灯りは消えなさそう
空港野宿研究家の私は当然のごとく、そのフードコート横のフラットソファで寝た。
だが灯りが消えないのである。
深夜0時まで目隠しをして、耳栓をしてなんとか横になっていたのだが、灯りは消えるどころか減光する気配もない。
天井は高くなく、光も目に刺さるような灯りなのであまり落ち着かない(第2ターミナルは天井が高いところも多く、光が柔らかい印象)。
研究家の私と言えどもうおっさんである。
眠らなければ死ぬ。
そして私は空いているであろう、第二ターミナルへ移動することにした。
長くなったので「成田第3ターミナルで寝る後編-空港野宿vol10(2015/05/01公開予定)」へ続く
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