成田第3ターミナルで寝る後編 – 空港野宿 vol10

 成田空港第3ターミナルオープンを記念して前後編にわけてお送りする空港野宿第10弾。最終的に成田空港で寝るにはどこで寝るのがベストかをお届けする。
前編はコチラ

一番の見どころ!ナリタニストロード

第3ターミナルは電車駅に直結しておらず、第2ターミナルまで徒歩かバスで移動しなければならない。

ここは徒歩の一択である(断言)。なぜならこの通路はナリタニストロードと銘打たれた、とても楽しいエリアなのだ。

通路自体は風雨を避けるための屋根がついただけの簡単なつくり。密閉はされていないので嵐になれば雨が吹き込み使い物にならないだろう。

途中に自動販売機と休憩用のチェアがいくつかあり、緊急時のAEDも備えている。

ナリタニストとは

 ナリタニストロードには退屈な500mほどの徒歩移動を楽しくするため、国内外の素敵な風景写真と、旅に関するキャッチコピーを書いたポスターを大きくわけて3ヶ所、合計60〜70枚ほどを掲示している。

一般人やプロカメラマンの写真も混ざりつつ、低予算で退屈な通路を見どころに変えている素晴らしいアイディア。

ナリタニストロードポスターナリタニストロードポスター

宮城県女川のポスター展もそうだけれど、面白ければ低予算でも話題になり、お客さんを集めるんだなぁと感動した。

ナリタニストロードの場合、できれば英語のキャッチコピーも欲しいが、新しい挑戦であるし、ワクワク歩けた。

ナリタニスト公式Facebookページ

オススメ寝床は北ウェイティングエリア

 さてナリタニストロードを歩いて第2ターミナルへたどり着く。
2015年3月まではここでしか空港野宿できなかったのだけど、第3に分散したぶんこちらは空いている。

更新(2016/05/03) 2015年7月から元々バニラエア、春秋航空の出発ターミナルとして使われていたスペースが「成田空港北ウェイティングエリア」として開放された。
成田空港北ウェイティングエリア入口
 横になれるチェア多数に加え、畳敷きのスペースも設けられた。簡単な自動販売機もあり、かなり余裕のある空間となっているので余裕で横になって寝られるようになった。成田空港さん素敵です(更新が遅くなってスイマセン)。もちろん電源も用意されている。夜間も電灯は消えない。警備員さんがこまめに巡回してくださっているので安心。
北ウェイティングスペース自動販売機

成田空港北ウェイティングエリア

 場所は第2ターミナル1階の、建物正面から見て左側の突きあたり。4Fと地下1階にセブンイレブンがあるので食事にも困らない。ここにもフラットソファが置かれているし、トイレも目の前にあるし、人も少なかった。キッズスペースもあるのでお子さん連れの方にも優しい。以前は夜間どこかしら照明を落としていて眠りやすかったが、現在は警備の都合だろうどこも明るいようだ。

第2ターミナルに24時間営業の飲食店オープン

更新(2016/7/4)
 時事通信によると成田第2ターミナル2階に24時間営業の牛丼店吉野家が7月6日にオープンするとのこと。

 成田空港に7月6日、初の24時間営業の飲食店となる牛丼店がオープンする。24時間運用ではない空港で飲食店が終日営業するのは珍しいという。格安航空会社(LCC)の深夜・早朝便利用者らが空港内で一夜を過ごすケースが常態化したため、利用者の要望に応えた。
 成田空港の利用時間は午前6時~午後11時で、一般の航空会社の運航はほぼ午後10時ごろまでに終了する。飲食店や店舗の営業は午前7時ごろ~午後8時ごろまでが多く、終日営業しているのは、同空港を拠点とするLCCが相次いで就航した2012年以降に24時間化されたコンビニエンスストアだけだ。
 一方で、現在では空港内のソファなどで一夜を過ごす人が1日200人程度おり、カプセルホテル(129室)も満室が珍しくない状態。こうした人たちから「コンビニの食料以外で温かいものが食べたい」と要望が上がっていた。
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016070400036&g=soc

記事によると一日200人の方が空港野宿をしているとのこと。
実は当ブログで一番アクセスを稼いでいるのはこの「成田第三ターミナル野宿、前後編」で1年以上コンスタントにアクセスいただいている。
前後編二つの記事で毎日100ページビューほどいただいているので、泊まる人の4分の1から3分の1はこの記事を読んでいるという計算。。。
ありがとうございます。

課題は色々あるようだ

東洋経済オンラインの記事によると第3ターミナルには

  • 鉄道やバスでの移動の不便さ(乗り継ぎが遠い)
  • LCC全社が入っているわけではないこと

などの問題があげられていた。

私的には東洋経済の指摘する第2ターミナルまでの乗り継ぎの悪さはそこまで問題じゃないような気もする。

KLIA2では飛行機を降りて、イミグレーションまで体感的には1キロ以上は歩かされ「なんだよ、この迷宮は!」と叫ぶこともしばしばだ(もちろんその分、構内を載せてくれる電動カーはあるのだが)。

私が感じた問題点としては(記事執筆 2015年4月時)

  • バスチケット売り場の不足
  • インフォメーションカウンターがなさそう
  • ちょっと狭いのでは?

となる。

特にバスチケット売り場は、深夜便で到着したにもかかわらず10名ほどが並んでいた。これでは日中や、今後便数が増えた場合にはボトルネックになるのではなかろうか。

導線的にも、行列ができると第二ターミナルへ向かう人の通路を妨げそうだ。

第3ターミナルバスチケット売り場



(もしそうなったらおみやげ屋さんをいくつか潰せばなんとかなるか、とは思う)

またインフォメーションカウンターが到着後に見当たらないので、全体的にわかりやすいデザインを目指しているとはいえ戸惑う人は多いのではないだろうか。

成田第3両替所

成田空港の発着枠が今度伸びる可能性があるのか、知識はないのだがマレーシアクアラルンプールのLCCターミナル(以下KLIA2)を見たことがある人間は「これでキャパは足りるの?」と感じるだろう。

第3ターミナルには成田に乗り入れているLCCがここに集約されていないことから見ても、足りていないだろう(たぶん)。

成田第3ターミナル公式ウェブ

空港野宿シリーズはコチラ

追記(2016/05/03)SIMカード自動販売機あります

 2015年7月からOCNのSIMカード、9月中旬からはUmobileのSIMカードが自動販売機で販売されています。写真は成田空港第二ターミナル1階の、京急やJR線のある地下におりるエスカレーターのそば。
この自動販売機が設置してあるのは成田、羽田、関空あたりが主なもよう。

simhanbai
ざっと見たところ、7日間で3700円など。高速データ通信は一日100MBでその後は200kbps制限という子供だまし。ふつうの電話はかけられない。ボッタクリ。

SIMカード販売を簡単にしてしまうことによる犯罪利用を気にしているのだろうけど、旅行者の利便性をあげることは観光振興に役立つだろうに、そこ規制してどうすんねん、と。

OCNのSIMカード自動販売機、プリペイドSIM

ユーモバイルSIMカード自動販売機

Akira

北海道出身、旅と写真と山とダンス好き。
クラニオセイクラルやタイマッサージなどのセラピストとして活動しつつ、ウェブ制作も手掛ける。
旅ネタの多い、気まぐれブログ。
詳細プロフィール

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