バレエとダイナミックストレッチ

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久々にバレエを再開した。
20代前半のすべてをバレエに費やした僕も40目前。体力は無くなったが、今あらためてバレエに向き合ってみると若いころに見えなかったことが色々と見えてきた。20代の頃はレッスン前に(いわゆる)柔軟体操をしていた。スタティック・ストレッチ。
これは身体が静止した状態で反動をつけずに一定方向に「グーーー」と伸ばしてゆくストレッチだ。

近年の研究では運動前のスタティックストレッチは、筋肉が緩みすぎて本来の力を出せなくなるという考えが主流になっている。ジャンプ力を測るテストでは、スタティックストレッチをした場合としない場合ではしないほうが高く飛べ、短距離走においてはスタティック・ストレッチをしないほうが良いタイムが出た。

スタティック・ストレッチに対してダイナミックストレッチがある。
ダイナミックストレッチは動きの中で腕や足を色々な方向に回すことで関節の可動域を広げるストレッチだ。

ダイナミックストレッチの場合はジャンプ力や短距離走のテストにおいて良い結果が出た。
そんなわけで僕の場合は、今のところフェルデンクライス的な動きも取り入れたダイナミックストレッチをレッスン前に行っている。20分も時間があれば気持ちよく身体が動ける。

バレエのレッスンはおおよそ流れは決まっているのだが、そういう視点から見るとバーレッスンはダイナミックストレッチ的な構成なのだな、とわかる。柔軟体操(スタティック)ばかりしているイメージがあるかも知れないけれど意外と少ない。バーレッスンの終盤のリンバリングくらいだ。

前述の話を信用すれば、これからセンターで踊る前に安定性を損ねる柔軟体操(リンバリング)をするのは間違いな気もする。レッスンが終わった後にするべきだろう。これは実験しなければわからない。

何より大事なのはこれらを鵜呑みにするのではなく、自分で試し、経験することだろう。

(スタティックストレッチの場合も、行った後にウォームアップをすればパフォーマンスは低下しなかったという実験結果もある)

参考
ストレッチングの有効性(1)
ストレッチングの有効性(2)
出典:連載「コンディショニング科学カンファレンス」
トレーニング・ジャーナル2011年7月号(No.381)(ブックハウス・エイチディ)

※動画はどちらもyoutubeから適当に見つけたもの。1つ目の動画は実際に行っているダイナミックストレッチとは異なります。

Akira

北海道出身、旅と写真と山とダンス好き。
クラニオセイクラルやタイマッサージなどのセラピストとして活動しつつ、ウェブ制作も手掛ける。
旅ネタの多い、気まぐれブログ。
詳細プロフィール

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