上海空港で北海道ラーメンを食べる – アジア放浪記(2)

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上海空港へついた。
スカイスキャナーで一番安かった中国東方航空のチケットは成田発上海経由バンコク行。1ヶ月の滞在期間で往復6万円ほど。中国東方航空は中国経由便の格安チケットをばら撒いているが、ちまたの評判は悪いようだ。

美味しいものではないけど食事は出てくるし、機内サービスもある。ブランケットも貸してくれた。
日本の国内線ばかり乗っている人には不満も出るのかも知れないが別に困ることはない。そもそも何も期待していない。
私の下手な英語でもコミュニケーションはとれた。

到着直前になって「あ、中国ってビザ必要なのか?」と焦りはじめる。近くを歩く日本人の方に尋ねると「日本人なら2週間はビザ無しで入国できますよ」と。それで一安心。
日本のパスポートがあるなら入国にビザが必要な国はそうそう無いと知ったのはずっとあと。

上海空港の第一印象は活気だった。成田空港が平日昼間ということもあり「閑散」としていたので対照的だった。
トランジットで入国せずに乗り換えられるのかと期待したが乗り換えまで4時間あり、また出発ターミナルも別だった。

「中国怖い」という先入観があったのでなんとなくドキドキしながらイミグレーション。なんの問題もなくスタンプが押される。
ほっとして、とりあえずはバンコク便の出る第二ターミナルへ向かう。連絡バスへ乗ると一般車両やタクシーがなんの合図もなく割り込んだり出発したり、運転が荒い。連絡バスの運転手も少しも負けてはいない。一瞬のすきをついて隣の車線へ飛び出し、バスを走らせる。もうお行儀の良い日本ではない。
「海外だな」

ターミナルに到着する。わずか4時間だけど水も飲みたいしお腹もへった。両替するほどではないけれどご飯はたべたい。
そこでターミナル内のクレジットカードが使え、英語が通じる中華料理屋さんへゆく。
よくよくメニューを眺めると日本語で「北海道ラーメン」の文字。

ramenshanghai

ラーメンと餃子とドリンクがついて59元(日本円で960円/2015年11月現在)と日本の感覚だと少し高めくらいだが中国感覚だとかなりのぼったくり。上海にあるスターバックスのカフェラテ(トール)で27元≒518円、地下鉄の初乗りが2元なのでその価格設定がわかるだろう。味は北海道っぽいわけでもなくふつうだった。

ターミナル内の本屋によったのだけれどこちらの店員さんも日本人とのお互い下手な英語でのコミュニケーションを楽しんだ。カード決済のサインを漢字で書いたところ興味深そうに若い女の子二人が顔を見合わせている。中国の人に対する悪いイメージって日本では強いけど、僕の印象では可愛らしい人が多かった。

日本人も高度経済成長期に海外旅行にゆきまくり(まさに今の中国人のように)行儀の悪さから評判が悪かった。筒井康隆の「農協月へ行く」を読むと、ああなるほど、と思う。

出発ロビーでは、無料Wi-Fiが繋がるはずなのだけれどぜんぜんだめ。ヘタに繋がっても検閲はされているし、むやみに使わないほうがいいだろう。
フリーで使えるはずのネット端末がターミナルのそこら中にあるが、遅すぎて使い物にならない。ベンチの前にたくさんあるのに誰も使わず、自分のPCでネットをしている。

そうしてターミナル内を歩きまわって観察しているうちに次のフライト時間が来た。
タイ・バンコクへ向かう上海航空のCAさんは真木よう子風のべっぴんさんだった。

さて上海から約4時間、2,895 kmの空の旅だ。

Akira

北海道出身、旅と写真と山とダンス好き。
クラニオセイクラルやタイマッサージなどのセラピストとして活動しつつ、ウェブ制作も手掛ける。
旅ネタの多い、気まぐれブログ。
詳細プロフィール

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