情けは人のためならず One good turn deserves another.

 地元の若い方と話していて『困ってそうな人を見かけても話しかけない』と聞いて、驚いた。(日本人相手では)逆に鬱陶しがられることがあり、敬遠するらしい。もちろん個人差はあるにせよ、今時の日本文化はそうなのかもな、と考えた。

 少しばかり海外旅の経験を経て、ぼくの場合は逆に困っている人がいると話しかけるようになった。特に外国人の方には積極的に話しかける。結果として別に困っているわけでは無く、考えごとをしていただけだとしても多くの外国人は「(気にかけてくれて)ありがとう」と言ってくれる。

 一人旅をして思い知らされるのは「自分がいかに無力か」ということだ。少しばかり英語ができる程度では、時に困り果てることはあるし、今夜の宿やその日の食事、今後の行き先など自分自身で決めなければならない。

 そんなときその時々で出会った人に助けられたことは数知れない。その人に直接お返しができるわけではなく「Thank you」としか言うことはできないのだけれど、逆の立場になったときに誰かを助けることでお返しになると信じている。

 良い悪いの話ではないのだけれど、日本の傾向として内向きになりがちなので言葉ができないとしても一歩頑張って助けてあげるのが好きだな。

 外国人相手だけではなく、例えば山歩きにしても同じだ。登山も同じように自分で天候を判断し、決める。安全と危険の振れ幅は海外旅行よりも大きいかもしれない。だからこそすれ違う人の様子に気を配るし、何かあれば声をかける。山ってそういうものだから。

 そういえば諺にも「情けは人のためならず」というのがあったね。文化や常識はその時、その土地の流行り廃りだけれど、ぼくとしてはそういう考え方は大事にしたいもので。

Akira

北海道出身、旅と写真と山とダンス好き。
クラニオセイクラルやタイマッサージなどのセラピストとして活動しつつ、ウェブ制作も手掛ける。
旅ネタの多い、気まぐれブログ。
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